【レビュー】HGUC 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム(ウェイブシューター)+作例

解説

2003年のHGUCゼータガンダム発売から14年、新プロジェクト「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」第一弾として再びラインナップされたゼータガンダムが、「ウェイブシューター仕様」として、プレミアムバンダイ通販限定で登場した。

「ウェイブシューター」とは、元々1990年にリリースされたHGゼータガンダムの製品仕様である。

HGゼータガンダムは、旧来のキットをアニメ作画の制約上限られた線でモデル化されていたものであるとし、「未来に実在した機動兵器」本来の姿をスケール化したキットとして喧伝されたが、実際はウェイブライダー形態への変形に関するプラモデル技術上の限界を1/144ゼータプラスのキットの機構を流用する形で打破し、新たな設定を追加したものであった。

当プロダクトは新版HGUCゼータガンダムのリデコレーションキットとしてリリースされたものであり、HGゼータガンダムとは異なり元キットからしてパーツ差替えによる変形を基本にしているため、「ウェイブシューターへの変形」ギミックを持つ意義が「ウェイブシューターへの変形」を再現することそれ自体になっているのが興味深い(ウェイブライダーを再現できずにやむを得ず生まれたのがウェイブシューターである)。

27年の刻を超え、各所に内蔵された可動ギミックによりHG史上最高レベルの可動域でウェイブシューターが復活を果たしたのだ。

 

メタデータ

商品名  HGUC 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム(ウェイブシューター)
 メーカー  バンダイ
  発売年月日 2017年10月17日発送
 値段

 2160円(税込)

【モデルの仕上げ】

ゲート処理

パーティングライン処理

付属シール貼付

 

パッケージ・組立説明書等

 

パッケージはプレバンお馴染みの一色刷り簡易タイプ。

組立説明書は設定解説等一切無い簡易タイプ。

ウェイブシューターとは何ぞ?という方はHGゼータガンダムの組立説明書を参照されたい。死ぬほど詳しく載っているので。

このキットからのリデコ追加パーツ(ビーム刃除く)とシール。コンパクトに一袋に纏まっている。

 

付属品

ウェイブライダー用シールドの代わりにウェイブシューター用大型シールドが付属。差替変形用パーツもウェイブシューター仕様になった。

それ以外は新版HGUCゼータガンダムと同様なので詳しくはそちらのレビュー記事を参照されたい。

シールド用ランチャーも付属するが、ウェイブシューター用大型シールド側に取り付ける部分がないので完全に余剰パーツ扱いに。

改造パーツとして使えるかも。

 

プロポーション

ウィングバインダーとシールド以外は新版HGUCゼータガンダムと全く同じだが、可動にあたっての干渉箇所が減った関係で、腰を突き出したかなり強めの「S字立ち」が可能になった。

新規追加パーツであるウェイブシューター仕様のウィングバインダーとシールド。

ウィングバインダーの赤い部分は全てシールで再現。シールドはHGゼータガンダムと同様に棒状パーツと板状パーツの繋ぎ目が可動する。

元キット(右)との比較。

胴体の長さが異なって見えるのは左の方をより強い「S字立ち」にしているためで、本体に違いはない。

元ネタ(左)との比較。元の形状を踏襲しつつディテールアップしている。

本キットのシールドのカラーパターンが元ネタと異なるのは大河原邦男氏による設定画稿に準じているからだと思われる。

HGゼータガンダム組立説明書より、大河原画稿。

左から元ネタ、本キット、元キットを横並びに。

 

元ネタとの最大の違いの1つが、ハイパー・メガ・ランチャーが付属しシールドもマウント対応しているところ。

これによってウェイブシューター形態時、ランディングギアを展開した状態でディスプレイもできる。

以下、各付属武装を使用してポージングを例示する。

 

ポージング

 

変形-ウェイブシューター

ウェイブライダーと違い、丸見えになる部分が多いので、フロントスカートパーツも使用する。

史上初、ハイパー・メガ・ランチャー装備のウェイブシューター。ランディングギアも取り付けられる。

ディスプレイベース取り付けパーツには3mm穴が開いているので、対応する各社製品を仕様することができる。

ウェイブシューター、元ネタとの比較。ウェイブライダーより色濃い航空機っぽさ、というか鳥類っぽさ?が大好きなファンもいるかもしれない。

 

以上、HGUC 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム(ウェイブシューター)でした。

 

オマケ

作例 ゼータガンダム[ウェイブグラスパーパッケージ仕様]

こちらは旧版HGUCをベースに、HGBFライトニングZガンダムと1/144セイバーガンダムのキットのパーツを使用したミキシング改造作例。

見ての通り、HGUCフォーマットでウェイブシューターを自分で作りたかったという作品。

シールドは下部はパテによる造形、エアブラシ全塗装。

名付けて「ウェイブグラスパー」に差替変形。

カラバ空軍からアーガマに提供された簡易換装キット「ウェイブグラスパーパッケージ」を組み込んだゼータガンダム。

ウェイブライダーとウェイブシューターの折衷的な構造を持つ。ルー・ルカをはじめとするガンダムチームの地上での作戦行動に使用された。

というオリジナル非公式設定。

以上、ご覧いただきありがとうござました。

 

流川 ゼータ

ルー・ルカ好き好きマン。グレミー・トトではない。ガンダムZZオフ会というものを不定期にやっております。

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